目的

吸入麻酔薬は高い調節性を持つ全身麻酔薬で、意識のない態で痛を消失させる。 ここでは揮性麻酔薬のうち、エテル、ハロタンおよびセボフルランを用いて、 導入時間および持時間の違いを比較する。また、それが血液/ガス分配係、脂肪 /ガス分配係あるいはMACのどれと最も相性があるのかについて考察する。更に 抗精神病のクロルプロマジンを前投した場合の導入時間への影響を調べる

2. 結果

導入時間(秒)

 

9

10

11

12

平均

エーテル

74

102

200

164

160

ハロタン

24

33

24

34

28

セボフルラン

30

26

29

29

29

クロルプロマジン+エーテル

89

139

83

56

117

覚醒時間(秒)

 

9

10

11

12

平均

エーテル

74

29

24

24

38

ハロタン

249

72

139

139

137

セボフルラン

43

30

35

35

36

クロルプロマジン+エーテル

82

70

30

30

50





考察


導入時間を決定するのは血液/ガス係数で大きいほど導入時間が長くなる。(導入は速いほどいい薬)

覚醒時間を決定するのは 脂肪/ガス溶解係数で大きいほど覚醒時間が長くなる。

MAC minimum alveolar con-centration ) は 標準刺激に対して50%の患者が動かない時の肺胞内麻酔薬の濃度でこれは大きいほど麻酔作用は弱い。

実習帳によると 血液/ガス係数はエーテル、ハロタン、セボフルラン順だったが実習結果では 導入時間はエーテル、クロルプロマジン+エーテル、セボフルラン、ハロタン順で減少した。これは導入の判定が甘かったからだと思う。また、 脂肪/ガス溶解係数はハロタン、エーテル、セボフルラン順で減少してて実習結果でも 実習帳の 脂肪/ガス溶解係数通りに覚醒時間はセボフルラン、エーテル、クロルプロマジン+エーテル、ハロタン順で増加した。

クロルプロマジンは精神病に使われる中枢神経系の抑制薬だが麻酔の延長作用ももっているのでこの実習では麻酔延長薬として使った。普通はクロルプロマジンをエーテルと併用すると導入はそのままだが覚醒時間が長くなるが実習結果では導入時間は減って覚醒時間もあまり長くならなかった。これも導入、覚醒の判定があまかったり実習持のマウスにまだエーテル麻酔の影響が残っていたかも知れないと思われる。




結論


導入時間を決定するのは血液/ガス係数 (エーテル>ハロタン>セボフルラン)

覚醒時間を決定するのは 脂肪/ガス溶解係数 (ハロタン>エーテル>セボフルラン)

MACは低いほど作用が強い

クロルプロマジンは覚醒時間の延長薬










Posted by 찬재

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